ドライアイは、涙液の減少あるいは質的な変化により眼の表面に障害を生じる疾患です。
眼の表面が乾いて傷つきやすい状態となり、重症になると眼の表面に無数の傷がつく場合もあります。
軽い症状は、おさまることもあります。しかし症状が強く、いつまでも長びくようなら眼の表面が傷ついていることが考えられるため、眼科を受診したほうがよいでしょう。傷からバイ菌が入り角膜感染症をひきおこしたり、傷が深くなって視力が低下するおそれもあります。
高齢、夜遅くまで起きている、ストレスなど(生理的要因)
病気、降圧剤や精神安定剤の影響 など
長時間のパソコン、眼を酷使する作業(運転、細かい作業、読書) など
眼が大きい、乾燥した部屋 など
コンタクトレンズ、アレルギー性結膜炎、大気汚染、紫外線 など
まずドライアイの適切な診断を行い、点眼で効果が得られない場合は、涙点プラグ等による専門的な治療を行っています。
当院では、コラーゲン使用涙点プラグ キープティアを使用しています。 生体親和性に優れたアテロコラーゲンを涙点注入して、涙点を閉塞します。 液体なので、涙点プラグを装着するときのような、涙点のサイズ測定や涙点拡張などの事前処置が必要ありません。
非常に柔らかく、異物感や周辺組織への刺激がほとんどなく安全性の高いドライアイ治療です。効果は個人差がありますが、2~3か月程度になります。
保険適応の日帰り手術です。
1. 眼が疲れやすい |
2. めやにが出る |
3. 眼がごろごろする |
4. 重たい感じがする |
5. 眼が乾いた感じがする |
6. 何となく眼に不快感がある |
7. 眼が痛い |
8. 涙が出る |
9. ものがかすんで見える |
10. 眼がかゆい |
11. 光を見るとまぶしい |
12. 眼が赤い |
「チェック」が5つ以上ならドライアイの可能性があります。
さらに10秒以上眼を開けていられない、まばたきの回数が多い(40回/1分以上)なら、その可能性がさらに高いといえるでしょう。
ドライアイは、多くの方が悩まされていると推定されているにもかかわらず、病気としての認識が低い疾患でもあります
眼が疲れやすい、あるいは何となく眼に不快感を感じるという方も、早めに当院までご相談ください。